蔵のまち喜多方を代表する2階建て黒漆喰壁の贅沢な蔵座敷
国登録有形文化財|旧甲斐家蔵住宅(きゅうかいけ くらじゅうたく)
MAP&ACCESSアクセス
◆自動車
磐越自動車道会津若松IC
R121号を喜多方・米沢方面へ約25Km、30分
◆公共交通
鉄道:磐越西線喜多方駅下車
約2.5Km徒歩30分
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国登録有形文化財|旧甲斐家蔵住宅(きゅうかいけ くらじゅうたく)
カイホンケクラザシキ
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〒966-0819 福島県喜多方市1丁目4611
TEL:0241-22-0001
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【蔵座敷】
51畳敷の上段・下段の間は、書院・床の間等を配し、金雲の壁襖をはめ込んだもです。
座敷中央の欄間(らんま)は、1枚の檜(ヒノキ)板を数ミリ幅の細い桟にくり抜いた筬(おさ)欄間とよばれる、精緻を極めた技巧が用いられています。
建築にかかった費用についての詳細は不明ですが、米俵一俵が10円の当時の価格で15万円とも、30万円とも言われています。
【住宅 店蔵】
店蔵中央にあるら線階段は、ケヤキの大木を削って造られた吊階段です。現代においても、これほどの技術は極めて珍しく、当時の職人の優秀性を物語っています。
店蔵の入り口の右手には、当時の応接室があります。以前は「烏城洋室」(うじょうようしつ」と呼ばれる喫茶室として使用されていましたが、造り・内装には、手を加えられていません。
ら線階段、応接室のあいだには、ケヤキ床の廊下あり、長い廊下の端から端までの一枚の板を使用しています。
【煉瓦煙突】
平成19年・21年に経済産業省より、近代化産業遺産群が発表されました。
喜多方市でも「登り窯」をはじめ、14の建造物が「建造物の近代化に貢献した赤煉瓦生産などの歩みを物語る近代化産業遺産群」などに選定されました。
旧甲斐家蔵住宅の裏にある、元味噌・醤油醸造蔵の煉瓦煙突も、喜多方市の近代化産業遺産です。