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伊佐須美大神としてお祀りされる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、初めて夫婦の道を開かれ、親子、兄弟、朋友、社会の繋がりをもたらした神様です。
また、大毘古命(おおひこのみこと)と建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)の父子は、それぞれ北陸道と東海道を平定して全国を巡られる途中、偶然にして会津にて出会われたと伝えられます。
その神々がお祀りされる御本殿の隣に生えている「縁結びの紅葉」は、二本の幹が一本の幹になるいわゆる連理樹のひとつです。その姿とご祭神の由緒を重ねて、縁結びや夫婦・家庭円満、恋愛成就のご利益を求めて多くの方が手を合わせ、最近では、復縁祈願に訪れる方もいらっしゃいます。
伊佐須美神社の縁結びのお守は、二つが一つに結ばれた小さく可愛らしいお守です。この御守を持って幹にあるコブを撫でると様々なご縁を巡り合わせ、結んでくれるとされます。
伊佐須美神社の末社として、神域内あやめ苑の東側駐車場に隣接して鎮座しています。
昔、那須で砕かれた殺生石は、全国三か所の「高田」と名の付く土地に飛んでいったとされ、その一つが落ちた所が会津の高田(現・会津美里町)であると伝えられます。
その石の祟りにより、神社の隣を流れる宮川は度々氾濫をおこしていたそうです。困った人々が、殺生石の祟りを鎮めようとして稲荷神をお祀りしたのが、殺生石稲荷神社の始まりと伝えられています。
古くから伊佐須美天神と称され、智恵と必勝合格の神様として崇敬されています。
1月25日は初天神、2月25日は本天神、12月25日は終天神といわれ、一年のうちこの3回を参拝すると一年間毎月参拝したのと同じ御利益が得られると伝えられます。
特に、本天神の日は菅原道真公の命日であり全国の天満宮で例大祭が行われます。当社でも午前9時より神事を斎行し、この日は受験シーズンの学生たちが多く参拝に訪れます。
また、菅原神社の祈願絵馬は、学問と出世の縁起を持つ会津天神の絵が描かれた珍しいもので、年間を通じて奉納者が絶えません。他にも合格の「上り矢」や「べこおみくじ」などが授与所に並んでいます。
絵馬掛けに囲まれた境内には、「なで牛」と呼ばれる牛の像があり、3回撫でると願いが叶うとされています。